アイスホッケー カナダ行く前にこれだけ知っとこ!

カナダ生活

Tomo

2023年3月17日

アイスホッケー

カナダといえば、アイスホッケー!
カナダでホッケーというとアイスホッケーのことです!
カナダ人にとってはそれくらいアイスホッケーが文化そのものです。
アイスホッケーをする人が多いため、公園の池や空き地でも、冬になると氷が張っているところがあれば、自然と子どもたちがホッケーをして遊んでいます。
NHL(National Hockey League)には、世界中からトップ選手たちが集まり、日々激しい戦いを繰り広げています。多くのカナダ人がNHLでは活躍しています。
今回は、そんなカナダとアイスホッケーついて、抑えておきたいルールなどをお伝えしていきたいと思います!
カナダへ行く予定のある方など、知っておけばカナダ人との会話が弾むかも!

アイスホッケーの歴史とカナダ

アイスホッケーは、カナダで誕生し、成長したスポーツであり、カナダの文化の一部となっています。
特に、若者たちのスポーツとしても人気が高く、学校やコミュニティの中で広く行われています。

アイスホッケーの起源は、19世紀初頭にカナダで行われたのが始まりとされています。
当初はアウトドアでプレーされ、プレーヤーは雪かきされた湖や川で試合を行っていました。

やがて、アイスホッケーはカナダで人気を集め、正式なルールが確立され、屋内のアリーナでプレーされるようになりました。
1885年には、カナダのモントリオールで最初のアイスホッケーの試合が行われました。

その後、カナダ全土に広がり、1893年には、初めての全国的なアイスホッケーの大会である「スタンレー・カップ」が創設されました。
スタンレー・カップは現在でも、北米のプロリーグであるNHL(National Hockey League)で争われる最も権威のあるトロフィーの一つとして知られています。

カナダのアイスホッケーリーグについて

カナダにはアイスホッケーのプロリーグがいくつかあります。その中でも一番大きいのがNHLです。(正確には北米)
基本的にはNHLだけ抑えてれば大丈夫です。

  • NHL(National Hockey League):北米最高峰のプロアイスホッケーリーグで、カナダ7チーム、アメリカ23チームが所属する合同リーグです。
    NHLは世界中のアイスホッケーファンにとって、最高峰のプロリーグとして知られています。NBA(バスケ)、MLB(野球)、NFL(フットボール)とかと一緒ですね。ちなみにこれらを北米4大プロスポーツリーグといったりします。
    アメリカのチームが多いですが、その中で多くのカナダ人が活躍しています。カナダ国内には下記の7チームがあります。
  • AHL(American Hockey League):NHLの下部組織にあたるリーグで、アメリカとカナダのプロチームが参加しています。カナダ国内には、トロント・マリーズ、リコール・ロケッツ、ベルビル・セネタース、リーフス・オンタリオの4チームがあります。
  • ECHL(East Coast Hockey League):アメリカ東部を中心に展開しているプロアイスホッケーリーグです。カナダからは参加チームはありませんが、カナダ出身の選手も多く活躍しています。
  • PWHPA(Professional Women’s Hockey Players Association):現在、カナダには女子プロアイスホッケーリーグはありませんが、カナダやアメリカを拠点とする女子プロアイスホッケー選手たちが参加しており、新しい女子プロアイスホッケーリーグの創設を目指して活動しています。もともとあったCWHL(Canadian Women’s Hockey League)という女子アイスホッケーリーグが経営難により解散し、代わりにPWHPAが設立されました。
  • WHL(Western Hockey League):カナダ西部とアメリカ北西部を中心に展開する、20歳以下の若手選手が参加する、ジュニアアイスホッケーリーグのトップクラスの一つです。

以上が、カナダにおける代表的なアイスホッケーリーグの一部です。特にNHLは、カナダを代表するプロスポーツリーグであり、世界中のアイスホッケーファンにとっても大変人気があります。
ちなみにケロウナにはWHLのKelowna Rocketsというチームがあります。たくさんのKelowna Rockets出身の選手がNHLで活躍しています。
うちの義実家は昔、各地から来る若い選手のホストファミリーをしていたそうです。(義母がホッケー大好き)うちの家族の応援チームはエドモントン・オイラーズ(Edmonton Oilers)です。
私のホッケー見に行った話はこれ

アイスホッケー基本ルール これだけ押さえれば完璧!

アイスホッケーはとても激しいスポーツで、喧嘩に発生して大盛り上がりなんて光景もよくみます。
ルールをそんなに知っていなくても観戦を楽しめると思います。
かくゆう私もそんなにわかってない。笑

チーム構成

各チームは6人で構成され、1人はゴールキーパー。
NHLでは20名がベンチ入りできる。

プレイ時間

プレイ時間は合計60分。1試合3つのピリオドに分けられており、1ピリオド20分。

アイスホッケーリンク

アイスホッケーリンク

得点・ゴール

基本ルールはシンプルです。
相手のゴールにパックを多く入れたら勝ち。
1ゴール=1ポイントです。

スティックで打って入れるだけではなく、体に当たって入ったりしても得点となります。
しかし、わざとパックを手で投げたり足で蹴ったりして入れた場合は得点と認められません。
また、ゴール前のゴールクリーズと言われる半円状のゾーン内から入れたり、味方の選手ががそのゾーン内にいた場合も得点とは認められません。

パック(puck)

加硫処理された硬質ゴム製の円盤である。アイスホッケーでは、これをスティックで弾きゴールに入れて得点を競う。

パックの公式の標準サイズは直径3インチ(7.62cm)、厚さ1インチ(2.54cm)、重量6オンス(156~170グラム程度)です。 

アイスホッケーパック

スティック

パックを扱うスティックはさまざま。選手の好みや身長などによります。

アイスホッケースティック

フェイスオフ

ピリオド開始時や得点後、反則による停止後などに行われ、両チームの選手が相手と向き合って、審判がパックを中央に置いて開始します。
審判がフェイスオフスポットに投げ入れたパックを、両チームの選手1人ずつが取り合うことによりゲームが開始・再開されます。

フェイスオフ

選手の交代

アイスホッケーは選手の交代がすごく速いです。 プレー中でも選手交代でき、何回でも交代できます。
氷上にいる6人は、通常はゴールキーパー(GK)とディフェンス(DF)2人、フォワード(FW)が3人。
でも、ゲームの終わり頃には、得点する為ゴールキーパーの代わりに得点力がある選手を入れる「6人攻撃」をすることもあります。

オフサイド

攻撃側の選手が、パックより先に敵陣側のゾーンに入った(ブルーラインを超えた)場合に反則となります。
オフサイドが成立するのは両足が超えた場合です。

アイシング・ザ・パック

守備側がパックを自陣から反対側のゴールラインまで直接送ることは禁止されています。
リンク上のセンターラインより手前から打たれたパックが一度も触れることなく相手のゴールラインを超えた場合に適用されます。

ペナルティ

反則をした選手は、ベンチに行き、試合の一定時間出場停止となります。この場合ペナルティーの重さによって代替え選手が不可であったり出場停止時間が変わります。

ペナルティーにより人数に差がある場合、人数の多い方を「パワープレー」、人数の少ない方を「キルプレー」と呼びます。

アイスホッケーの見どころ

アイスホッケーの見どころは、迫力あるスピード感と選手たちの高度なテクニックが挙げられます。

まず、選手たちは高速でスケートをしながらパックを操り、ゴールを目指します。
そのスピード感は圧巻で、観客を魅了します。また、相手選手の攻撃を防ぐディフェンスプレイも見逃せません。

さらに、アイスホッケーは身体接触が許されるスポーツであり、選手たちの激しいタックルやヒット、そしてファイトも見どころの一つです。ただし、選手たちは安全のためにヘルメットやシンガード、グローブなどのプロテクターを着用しています。
試合中に殴り合いが始まると会場は大盛り上がりです。

アイスホッケーの試合は非常にダイナミックで、短時間で多くのゴールが決まることが多いため、一瞬たりとも目が離せません。

最後に

いかがでしたでしょうか?わかりやすく説明できたかな?
とりあえず下記抑えていればOK!

  • トップリーグのNHLにカナダのチームは7つ
  • アイスホッケーは、カナダで誕生
  • 基本はスティックでパックを多くゴールして得点を取った方が勝ち
  • 6人 対 6人 交代は何回でも自由にしていい
  • 1ピリオド20分✖️3
  • 激しいタックルやヒットはOK!たまに喧嘩も!

カナダに行ったらアイスホッケーは一度は見に行った方がいいです。
ルールが分からなくてもスポーツ観戦好きなら楽しめます!
NHLのレギュラーシーズンは10月上旬から4月の中旬です。人気の試合はチケットも取りづらいです。