永住権申請に必要な警察証明書(Police Certificates)を日本で申請してみた!

永住権

Tomo

2022年12月13日

Policeのイラスト

永住権申請に警察証明書(Police Certificates)が必要とのことで、 日本に一時帰国している間に、申請することにしました。いろいろわからないことが多くて遠回りしましたが、申請することができましたので、その備忘録です。こちらに記載するのは、あくまで私の場合の話ですので、最寄りの警察や状況によって変わると思います。

Police certificatesとは なぜ必要?

バックグラウンドチェックになりますが、
大使館・領事館では警察証明書と呼び、警察署では犯罪経歴証明書と呼びます。
18歳以降に6ヶ月以上連続して滞在したカナダ以外の国の有効な警察証明書を提出する必要があります。
私はオーストラリアに6ヶ月以上いたので、オーストラリアのPolice certificatesも必要ですが、それはまた別に記事にします。

Police certificatesはどこで取得できるのか

カナダにいる場合

お近くの大使館か領事館で申請することができます。指紋を採取するので、申請の際は本人が直接行かないといけないようです。
ただし、申請から取得まで2〜3ヶ月ほどかかるとのこと。長めに言っているのかもしれないですが、少なくとも1ヶ月はかかるのかなと。
直接お近く大使館か領事館に確認いただくのがいいかと思います。
バンクーバー領事館ではこちらから確認できます。

日本にいる場合

住民票のある都道府県の管轄の警察本部、もしくは最後に住民票のあった都道府県の管轄の警察本部で申請が可能です。こちらは申請から取得まで1〜2週間ほどの場合が多いとのみたいです。これは管轄の警察によって異なるようです。
私の生まれ故郷、神奈川県警察では1週間でできるとのことです。早い!

ということで、日本に一時帰国している間に警察証明書を取得しておきたいなと思ったので、今回申請することにしました。

取得のタイミングについて

今回すっごく悩んだのが、結果いつのタイミングで警察証明書を取得→申請するのか、です。
結果、私は永住権申請前に警察証明書を取得しました。
いろいろ調べていると、申請の前に警察証明書を取得しているひともいれば、申請後に要求されてから取得している人もいました。

私は最初、申請の前に取得できるのかと思って時間がかかるなら早めがいいかなと思っていましたが、IRCCのサイトで、取得方法を調べると国内・国外どちらにせよ、「After you receive the official request letter for a police certificate from IRCC〜」IRCCより警察証明書の正式な依頼書が届いたらと記載があるのです。

つまり、申請後に取りに行けと記載があります。
でも、申請前に取得している人もいるみたいで、結局どっちなの?って感じです。
多分この理由が、警察証明書を申請するにあたって、必要書類の中に、証明書発給の必要性が確認できる書類というものがあります。
これがIRCCより警察証明書の正式な依頼書に当たるのかな?と。
IRCCを信じるなら、申請してからじゃなきゃと初めは思いました。でも日本にいる間に取得したかったので、じゃあ申請を早くしようと思いましたが、結果間に合わず。
日本に来て諦めきれずに、また調べていましたが、
大使館・領事館のサイトにはこれらの書類は「カナダ永住権申請の場合は,原則不要」と記載がありました。
結局どっちなんだい!って私はもう混乱。なので、日本で取得できるなら取得してしまおうと思い、警察署に電話して、必要書類を確認。取得できそうだったので、申請してきました。

取得に必要な書類

住民票が抜いてあるか、抜いていないかで必要書類が若干変わるようです。私は住民票抜いてあるので、「日本国外に居住され、日本における最終の住民登録が神奈川県であった方」に該当します。

  1. パスポート
  2. 住民票の除票または、最終住所を確認できる戸籍の附票
  3. 現住所(外国の住所)を確認できるもの(外国の運転免許証、IDカード等)
  4. 証明書発給の必要性が確認できる書類等
  5. 苗字が変わっている場合(住民票の除票と苗字が変わっている場合)新しい苗字の確認ができるもの(戸籍謄本など)

1、2、5は役所で簡単に取れるのでいいですが、3と4!?持ってないから詰んだって思いました。

取得方法については電話して聞いたほうが早い

サイトで見てももう分からないので、取得できるのか神奈川県警察に電話して聞くのが早いです。もういろいろ悩まず電話すればよかった!
警察に電話するのとかドキドキでしたが、電話口は優しい女の人でした!
そしたら、3の現住所(外国の住所)を確認できるものについては、郵便物などでいいみたいでした。ちょうど銀行口座を開設した際に届いた書類があったので、それでいいか聞いたら、大丈夫みたいでした。その紙には現地の住所と名前が記載されていました。
次に、4の証明書発給の必要性が確認できる書類等は永住権申請のアプリケーションかIRCCからのレターなどでいいみたいです。アプリケーションでもいいの?とびっくりです。
あと、いろいろ調べてたら、ガイドにAppendix B: Request lettersの項目のところで、
Request for Police Certificates/Clearances and Authorization for Release of Information (PDF, 58.59KB)を発見しました。
これでいいのでは?と思ったので、念の為こちらも印刷して持っていきました。
あと、アプリケーションに関しては9月からオンライン化しているので、印刷できるものに関しては全部印刷して持っていきました。

神奈川県警察本部へ

必要書類と念の為PCも持っていざ、警察本部へ!ちなみに、警察署じゃだめで、本部に行かないといけないです。警察署なら免許の更新とかで行くけど、本部って!
警察行くのとかどきどきですの。何も悪いことしてないのに。
まず、門の前に立ってる人に犯罪経歴証明書を取りに来たというと受付の入口を教えてくれました。男の人でしたが、とっても親切でした。
その後、受付に入ると今度は優しい女の人が対応してくれました。
持ってきた書類やパスポートを渡して、その場で申請書に記入しました。書類関係が終わったら、指紋の採取です。
受付してからはとってもスムーズで20分もかからず終わったかな?
受け取りに関しては、祝日をのぞいて7日間とのことでした。何も問題ないことを願いながら、ひたすら待つのみです。

警察証明書の受領

実は5番を最初持って行ってなかったので、その場で戸籍謄本を取得しに行く(ほんとは電話来てたけど、毎日朝から晩まで出かけてたので出れず)ということになってしまいましたが、無事に問題なく取得できました〜!

まとめ

以上、Police certificatesの日本での取得についてでした。あくまで私の場合ですので、お近くの警察署に必ず確かめることをお勧めします。
書類集めはこれでほぼほぼ完了です。もういろいろ大変。嫌になることもあったし、心配で考えすぎて眠れなくなったりもしました。
少し永住権申請のプロセスが短くなると思うと嬉しいです。

永住権申請についてはいろいろ記事書いています。