カナダで使われている単位一覧:分かりやすくまとめました!

カナダ生活

Tomo

2024年3月2日

距離-手-メーター

皆さん、こんにちは!海外へ行くと、日常生活やビジネス、旅行など様々な場面で、日本とは違う単位やサイズに遭遇することはよくありますよね。特に、カナダという国では、独自の文化や歴史的な経緯から、メトリックシステムとインペリアルシステムの両方が使用されています。そんな中で、どの単位がどのような場面で使われているのか、そしてどのように換算するのか、理解することは決して容易ではありません。

私もその一人です。日本で育ち、メートルやセンチメートルといったメトリック単位を使ってきた身としては、カナダでフィートやインチが一般的なことに驚いたり、混乱したりしたことが何度かありました。

このブログでは、カナダで使われている主要な単位を分かりやすくまとめ、混乱を解消するためのヒントやコツを提供します。日常生活や旅行、ビジネスなどで役立つ情報をお届けしますので、ぜひお楽しみに!

それでは、さっそく解説していきます!

メトリックシステムとインペリアルシステム

カナダでは、メトリックシステムとインペリアルシステムの両方が広く使用されています。これらは、計量や単位換算において異なる体系を持ち、それぞれ特徴的な単位を使用します。

  1. メトリックシステム(Metric system):
    • メトリックシステムは、国際的に広く採用されている計量システムです。メートル法とも呼ばれ、長さ、重さ、容積などの計量にメートル単位を使用します。例えば、メートル(m)、キログラム(kg)、リットル(L)などが代表的な単位です。
    • メトリックシステムは10進法を基にしており、単位間の換算が容易であり、科学や工学、医学などの分野で広く採用されています。
  2. インペリアルシステム(Imperial system):
    • インペリアルシステムは、イギリスを起源とする計量システムであり、カナダやアメリカなど一部の国で使用されています。長さにはフィート(feet)、重さにはポンド(pounds)、容積にはガロン(gallons)などが代表的な単位です。
    • インペリアルシステムは、基数が異なる複数の単位が混在し、単位間の換算が複雑であるため、メトリックシステムに比べて使用が限定されています。

カナダでは、メトリックシステムが公式に採用されていますが、一部の場面ではインペリアルシステムが使用されることもあります。そのため、カナダで計量や単位換算を行う際には、両方の体系に精通しておくことが重要です。

基本的な計量単位

メジャーと体重計の写真
Vidmir RaicによるPixabayからの画像

カナダでは、公式の計量単位としてはメトリックシステムが採用されていますが、実際の日常生活や一般的な使用では、インペリアルシステムの一部の単位も依然として広く使われています。以下に、長さ、重さ、体積、面積に関する公式の単位と実際に一般的に使われている単位について解説します。

  1. 長さ(Length):
    • 公式の単位(メトリックシステム): メートル(m)が公式の長さの単位として使用されます。公共交通機関の距離表示や学校での教育など、公式の文書や専門的な状況ではメートルが主に使用されます。
    • 一般的に使われている単位(インペリアルシステム): 実際の日常生活では、フィート(feet)やインチ(inches)が広く使われています。身長や建物の高さ、DIYプロジェクトなどでフィートやインチが一般的に使われます。

免許証などの公式の表示では身長はcmが使われていますが、実際に日常会話で身長を聞かれる時はフィート(feet)やインチ(inches)で答えます。162 cmの私は約5 feet 4 inchesです。five-fourって答えます。

  1. 重さ(Weight):
    • 公式の単位(メトリックシステム): キログラム(kg)が公式の重さの単位として使用されます。医療や食品産業などで公式の文書や規格でキログラムが使用されます。
    • 一般的に使われている単位(インペリアルシステム): 実際の日常生活では、ポンド(pounds)が広く使われています。食品の重さや体重など、一般的な計量にはポンドがよく使用されます。

カナダのスーパーでは売り場表示にポンドがよく使われています!1ポンド=約450gと覚えておきましょう!

  1. 体積(Volume):
    • 公式の単位(メトリックシステム): リットル(L)が公式の体積の単位として使用されます。飲料や液体製品の容量など、公式の文書や規格でリットルが使用されます。
    • 一般的に使われている単位(メトリックシステム): こちらは日常生活でも、リットルなどのメトリックシステムが多く使われています。ガロン(gallons)も使われていることもあります。飲料やガソリンの容量などにはリットル(L)が一般的に使用されます。食材の分量を表す際にオンス(oz)が使用されることがあります。
  2. 面積(Area)
    • 公式の単位(メトリックシステム): カナダでは、面積を表す公式の単位として、平方メートル(square meter)が使用されています。平方メートルは、長さや幅が1メートルの正方形の面積を表します。これはメトリックシステムの一部であり、広く採用されています。
    • 一般的な使用方法: 土地の登記や建物の計画、不動産取引など様々な場面で、平方メートルが使用されます。また、建物や部屋の面積を表す際にも、平方メートルが広く採用されています。土地の広さを表す際にはエーカー(acre)使用されます。

以上が、カナダでの公式の計量単位と実際に一般的に使われている単位に関する解説です。公式の場面ではメトリックシステムが主流ですが、日常生活ではインペリアルシステムの一部の単位が依然として広く使われていることを覚えておくと良いでしょう。

一番ややこしい!温度について

  1. 温度の単位(Temperature Units):
    • 公式の単位: カナダでは、気温を表す公式の単位として、摂氏(Celsius)が使用されています。摂氏は、水の凝固点を0度、沸点を100度とするスケールで温度を表します。
    • 一般的な使用方法: 気温を表す際には摂氏(Celsius)が一般的に使用されますが、料理においては華氏(Fahrenheit)が広く使われることがあります。これは、料理やオーブンの設定において、北米では一般的に華氏が使用されるためです。アメリカでは華氏(Fahrenheit)が使用されるため、アメリカと交流のあるカナダでは両方の単位に慣れている人が多いです。

摂氏→華氏変換表

摂氏
℃  
160170180190200210220230
華氏
℉  
320338356374392410428446

うちのオーブンは5度単位でしか設定できないです。180度の場合は私は355度に設定しています。

料理で使うメジャー

続いて料理で使う軽量カップについて

  1. 計量スプーン(A measuring spoon):
    • 料理で使う計量スプーンは日本と同じです!
      大さじ=table spoon(Tbs)=15ml
      小さじ=tea spoon(Tsp) =5ml
  2. 計量カップ(A measuring cup)
    • 計量カップは1カップという単位ですが、実際のカップの分量が違うので注意が必要です!
      日本:1カップ = 200ml
      カナダ:1カップ = 250ml

さらに厄介なことにアメリカでは、1カップ=約240mlらしいです。アメリカのレシピを見ることもあるので注意が必要ですね。

距離と速度 – これは安心日本と一緒

山の中の道路の写真
Michael SchwarzenbergerによるPixabayからの画像

カナダでは、距離と速度を表すために特定の単位が使用されています。以下でそれぞれの単位を紹介し、カナダでの一般的な使用方法について説明します。

  1. 距離の単位(Distance Units):
    • 公式の単位: カナダでは、距離を表す公式の単位として、メートル(meter)が使用されています。メートルは、長さや距離を正確に表すために広く使用されます。
    • 一般的な使用方法: 一般的な日常生活や交通標識などでの距離表示には、メートルが一般的に使用されます。ただし、長距離の移動や自動車の速度などでは、キロメートル(kilometer)がよく使われます。たとえば、都市間の距離や自動車の速度制限などがキロメートル単位で表示されることがあります。
  2. 速度の単位(Speed Units):
    • 公式の単位: カナダでは、速度を表す公式の単位として、メートル毎秒(meter per second)が使用されます。
    • 一般的な使用方法: 一般的な日常生活や交通標識などでの速度表示には、キロメートル毎時(kilometer per hour)が広く使用されます。自動車や自転車の速度制限、列車やバスの速度表示などがキロメートル毎時で表されることが一般的です。また、特に航空業界では、マッハ数(Mach number)やノット(knot)などの単位も使用されますが、一般的な交通や日常生活ではあまり使われません。

カナダでは、距離と速度を表す際にはメートルやキロメートルが主に使用され、一般的な交通標識や日常生活での距離や速度表示にはこれらの単位が広く受け入れられています。ちなみにカナダの車はアメリカでも走れるように想定されており、マイル表示が併記されています。私の車も設定を変えるとマイルで表示してくれます。

服や靴のサイズ

服とスニーカーと帽子
StockSnapによるPixabayからの画像

カナダでは、洋服や靴のサイズ表示については一般的に北米基準が使用されています。以下に、カナダで一般的に使用される洋服と靴のサイズ表示について簡単に説明します。

  1. 洋服のサイズ表示(Clothing Size):
    • トップス(シャツ、Tシャツ、ジャケットなど): 一般的には体の寸法を基にしたサイズ表示が用いられます。たとえば、S(Small)、M(Medium)、L(Large)などの文字が使用されます。しかしここで、注意!こちらの服は少し大きめに作られているようで、日本でMサイズを着用している私はMだとブランドによっては大きいすぎることがあります。これは本当にものによるので、試着してみないとという感じです。
    • ボトムス(パンツ、スカートなど): ウエストの寸法と股下の長さがサイズ表示に用いられることがあります。ウエストの寸法はインチやセンチメートルで表され、インサムの長さはインチで表されることが一般的です。日本も一般的にボトムスのサイズはインチが用いられていることが多いと思うので、日本のものと同じサイズを購入で大丈夫な場合が多いです。
  2. 靴のサイズ表示(Shoe Size):
    • 靴のサイズ: 日本ではcm表記ですが、カナダでは靴のサイズ表示は通常US(米国)サイズが用いられます。このUS(米国)サイズ表記は男女でも違うので注意です。
カナダ55.566.577.588.599.5
日本2121.52222.52323.52424.52525.6
レディース
カナダ77.588.599.51010.51111.5
日本2525.52626.52727.52828.52929.5
メンズ

まとめ

日常生活で困ることがよくあるので、参考にしてみてください!