カナダで資産運用始めようと思った!
2023年3月22日
こんにちは!
今回はタイトルの通り、資産運用を始めようと思っているので、自分のためにも調べてみることにしました。あと、今度ファイナンシャルプランナーさんに相談しに行くのに理解できないと困るので予習予習。
カナダでは年金制度がありますが、私のように30歳前後で永住するとなると、貰える額もカナダ人に比べて少ないでしょうし、老後のための資産を考えておかなければなと思っています。
よく聞くのはRRSPとかTFSAとかですね。私もなんのこっちゃって感じでしたので、調べたことをまとめるために記事にしてみました。
あと、投資用語いろいろ英語でなんて言うんだ?ってなったのでその辺も。
ちなみに、私は日本ではNISAと確定拠出年金やってました。NISAはいいとして、確定拠出年金は今となっては…です。始めた時は海外移住するなんて思ってもみなかったんです。
日本の投資系のものは海外に住んでいると法律上できません。(住民票抜いている場合)
NISAなどは日本に居住していることが条件ですので、できませんね。(海外赴任の場合などは条件によってはできるみたいです!)
カナダで投資を始めるステップ
カナダで投資を始める基本的なステップは日本で始めるのと同じな気がします!
- 投資の目的を明確にする – Define your investment goals
投資を始める前に、自分の投資目的を明確にすることが大切です。例えば、退職貯蓄のため、教育費用のため、または将来的な資産形成のためなど、目的によって投資商品やアカウントの選択が異なります。私の場合は「退職貯蓄のため」になりますね。 - 情報収 – Educate yourself
一言で投資と言っても投資の種類はさまざまです。さらに、「手数料などの初期費用は?」とか「税金は?」「そもそも外国人でもできるの?」とかいろいろな疑問があると思います。始める前に自分で情報収集!は大事ですね。私は現在このステップです。 - 投資アカウントを開設する – Open an investment account with a bank or brokerage firm.
自分の投資目的に合った投資アカウントを選び、銀行や証券会社に申し込み、口座を開設します。口座開設には、本人確認書類や居住地証明書などが必要になる場合があります。 - 投資商品を選ぶ – Choose investment products
投資アカウントを開設したら、投資商品を選びます。株式、債券、投資信託、ETFなど、種類は多岐にわたります。自分の投資目的やリスク許容度に合わせた商品を選びましょう。 - ポートフォリオを組む – Construct a balanced portfolio
投資商品を選んだら、それらを組み合わせてポートフォリオを組みます。どのような金融商品をどれくらい配分するか決めることを、投資において”ポートフォリオを組む”と言います。ポートフォリオをバランスよく構成することで、リスク分散や投資効果を最大化することができます。 - 投資のリスクとリターンを理解する – Understanding Investment Risk and Return
投資はリスクとリターンが密接に関連しています。自分の投資商品やポートフォリオのリスクとリターンを理解し、投資の目的に応じてリスクを許容するか、またはリスクを抑えるように調整する必要があります。 - 投資を始める – Start investing and monitor your performance regularly
投資アカウントを開設し、投資商品を選んでポートフォリオを組んだら、いよいよ投資を始める時です。定期的に投資の成績をチェックし、必要に応じて調整することも大切です。
以上が、カナダで投資を始めるためのステップです。自分の目的やリスク許容度に合わせて、投資商品やポートフォリオを慎重に選び、着実に資産形成を目指しましょう。
ファイナンシャルプランナーに相談?
ファイナンシャルプランナーは、投資、税金、保険、年金などの分野で豊富な知識を持っており、あなたのライフプランに合わせた最適な戦略を提供することができます。カナダには、CFP(Certified Financial Planner)の資格を持つプランナーが多数存在しており、自分に合ったプランナーを見つけることができます。ファイナンシャルプランナーに相談することで、自分の資産を最大限に活用し、将来にわたる安定した財政状況を実現することができます。
カナダで投資を始める前に知っておきたい基礎知識
税金優遇制度
カナダでは貯蓄を始めるにあって、いくつか税金優遇措置があります。
日本にもNISAや確定拠出年金などがありますよね。似たような制度がカナダにもあります。
TFSA (Tax Free Savings Account)
一般的な貯蓄を目的とした非課税の貯蓄口座のことです。一応政府のリンクを貼っておきます。
TFSAには以下のような特徴があります。
- このアカウントを利用して資産を運用することによって、投資収益が非課税になります。
つまり、このアカウントでの投資収益は、カナダ政府によって課税されません。
また、アカウント内の資金を引き出す際にも、課税されることはありません。 - 18歳以上でカナダに住んでおり、SIN番号を持っていれば開設が可能です。
- TFSAには、いつでも自由にお金を出し入れできます。
- アカウント内の資金は、株式、債券、現金など、さまざまな投資商品に投資することができます。
- 毎年入金できる限度額が政府によって定められています。2023年の場合は$6,500です。この額を超えた拠出は罰金が課されます。しかし、限度額は年間の拠出額に満たなかった分は、翌年以降に繰り越しされます。
これは日本のNISAに近い制度ですね。
RRSP (Registered Retirement Savings Plan)
カナダ国内で働いている人々が、将来の退職資金を貯蓄するために使われる税制優遇の制度です。
RRSPには以下のような特徴があります。
- RRSPに貯蓄したお金は、所得税の還付を受けることができます。
例えば、年収が50,000ドルで、10,000ドルをRRSPに貯蓄した場合、税務当局は年収が40,000ドルとして所得税を計算します。 - 運用で得られる利子所得や運用益などは、すべて非課税となります。
貯蓄したお金には、税金がかからないので、成長率が高くなりますね。 - RRSPには、投資信託、株式、債券、現金預金など様々な投資商品があります。
- RRSPに貯蓄したお金は、退職する前に引き出すことができません。引き出した場合、所得税が課せられます。
- 年間の貯蓄額には上限があります。2023年の上限は27,830ドルまたは年収の18パーセントです。
これは日本の確定拠出年金に近いかなと思います。
HBP (Home Buyers’ Plan )
RRSPに貯蓄したお金は、退職する前に引き出すことができませんと述べましたが、例外があります。
家を購入するための頭金にRRSPを使用する場合です。カナダ政府はHBPという制度を提供しています。
このプランでは、最大35,000ドルまでRRSPから引き出すことができ、この引き出しは所得として課税されません。
ただし、引き出した資金は、期限内に返済しなければなりません。返済期間は、最初の引き出しの翌年の12月31日から、次の15年間です。返済期限を過ぎると、引き出し額が所得として課税されます。
これ以外にも Lifelong Learning Plan (LLP) という配偶者の就学のための資金の例外もあります。
RESP (Registered Education Saving Plan)
将来の教育貯蓄のために使われる税制優遇の制度です。
RESPをすることで、子供や孫の教育費用を資金面で支援することができます。
RESPの利点は、カナダ政府からの教育貯蓄に対する補助金であり、カナダ教育貯蓄制度において最大の利点です。
RESPには、以下のような特徴があります。
- カナダ政府からの教育貯蓄に対する補助金が受けられます。
- 運用で得られる利子所得や運用益などは、すべて非課税となります。
- 資金の引き出しや使用方法については一定の制限がありますが、教育目的であれば比較的自由になんでも引き出しが可能みたです。
- 1人につき最大で生涯50,000ドルまで拠出可能です。
- もしも、子供が大学などに行かず、資金を使わない場合、
利益分に対して税金を支払う必要があります。また、カナダ政府からの補助金などを受けた分については、返還しなければなりません。他に子供がいる場合は転送が可能です。
これは日本にはないですね。日本では学資保険をやっている人が多いというイメージです。
投資用語 in English と説明
投資というと株式投資を思い浮かべる人が多いと思います。株式は英語で”share”もしくは”stock”と言います。カナダでも、株式投資は一般的な投資の形態の一つで、多くの人々が自分の資金を株式市場に投資しています。
カナダには、いくつかの株式市場があります。主要なものは以下です。
- トロント証券取引所 – Toronto Stock Exchange(TSX):カナダ最大の証券取引所であり、主要な株式や債券、商品などを取引しています。カナダの代表的な企業が上場しており、北米有数の証券市場のひとつです。
- TSXベンチャー取引所 – TSX Venture Exchange(TSXV):新興企業や小規模企業の株式を取引する市場で、トロント証券取引所の傘下にあります。成長期の企業や採掘業などが多く、投資家にとってリスクが高い市場とされています。
- カナダ証券取引所 – Canadian Securities Exchange(CSE):トロント証券取引所と並ぶカナダの証券取引所で、主に新興企業やベンチャー企業の株式を取引しています。特にテクノロジー企業の上場数が多く、注目を集めています。
ちなみに株式市場に上場していることをListingと言いますね。
Mutual Fund – 投資信託
Mutual Fundはいわゆる投資信託です。ここで投資信託について簡単に説明。
投資信託とは、複数の人がお金を出し合って、株式や債券などの投資対象を運用マネージャーが選んで運用する仕組みです。
自分で株式や債券を選ぶ必要がなく、運用マネージャーが選んだ投資対象に投資することができます。
投資信託には、株式型、債券型、インデックス型など様々な種類があります。
少ない金額でも多様な投資対象に投資することができるため、リスク分散できます。
また、投資信託は、専門的な知識やスキルが必要なく、初心者でも手軽に投資することができます。
普通に株式投資するなら知識も必要だし、いろいろ市場調べたり大変です。時間あればいいけど、私は普通にMutual Fundする予定です。
Dividend – 配当金
企業が株主に対して配当する利益のことです。企業が収益を上げ、その一部を配当として株主に分配することで、株主は自分が所有する株式に対して、配当金を受け取ることができます。
配当金のことを英語では”dividend”と言います。
Capital gains – キャピタルゲイン
資産を売却した際に、資産の取得価格よりも高い価格で売却することによって得られる利益のことです。例えば、株式を1株100円で購入し、その株式を1株150円で売却した場合、50円のキャピタルゲインが発生します。
Yield – 利回り
投資において得られた利益や収益の割合を示す指標です。
配当利回りは英語で “Dividend Yield” となります。
最後に
こんなもんですかね。調べているといろいろあります。実は経済学部卒業なのに何も覚えていない〜!
とりあえず、今回知りたかったのはRRSPとTFSAについて、その他の投資については復習と英語でなんて言うかって学べたのでよしです。
カナダで永住権が取れたので、今後の生活基盤をしっかり整えていくためにも、しっかりお金について、税金について理解しないといけないなって思っています。
永住権についてはこちら
カナダの保険制度について