2022年 カナダで国際結婚からの永住権申請方法
2023年3月20日


こんにちは!このたび、カナダで永住権を取得いたしました!!
私たちはコンサルなどは使わず自分たちで申請しましたので、今回はカナダで国際結婚からの永住権申請方法をまとめてみました。
私はファミリースポンサーシップというカテゴリーの中で国内から申請しています。
国際結婚とかの永住権取りやすいものも移民コンサルか移民弁護士使いますよね。
でも、私のパートナーの周りにいる外国人配偶者がいる方がだれもコンサルとか使ってないみたいで、自分たちでやることにしました。
カナダの移民局(IRCC:Immigration, Refugees and Citizenship Canada)のサイト本当にわかりにくいです。
情報がいろいろなページに拡散していて、別ページに飛んだらどこ見てたかわからなくなるし、同じ情報がいろいろなところに書いてあったり。
今回は実際に私がどのように申請したかについてと、申請方法について詳しく解説しています。
こちらはあくまで私の場合の申請方法です。
すでに変わっているところがあるので、参考にする程度にしてください。
申請に関してはすべて自己責任でお願いします。
質問などは受け付けません。
実際に申請する際はIRCCのサイトを隅から隅まで読み込むようにお願いします。
カナダでの結婚についてはこれらの記事でまとめてます。
Contents
永住権申請ガイド
こちらがコンプリートガイドです。これを読めばだいたいOKになっているはずです。
私は何回も読みました!DeepLなども駆使して理解。旦那にも1〜2回読んでもらいました。
現在申請に関してどれくらいかかるか
一応イミグレのサイトから確認できますが、これは本当に当てにならないです。
直近だと13ヶ月と表示されていますが、最近の取得状況を見てると、ファミリースポンサーシップの国内申請だと半年くらいで取得できている人が多いように思います。
私は申請から承認まで3ヶ月でした。これは運がいいとしか言いようがないです。
でも、オンラインになってプロセスが少し早くなっているように思います。
申請は全てオンラインです!Permanent Residence Portal
2022年9月23日より申請が全てオンラインとなりました。
今までは書類を全て物理的に送付しなければいけなかったみたいですが、オンライン化されました。
これにより、申請から書類受理までの時間が少し短くなりますね。
ちなみに、わたしはこれより前に申請できそうでしたが、変わるなら待つかとなり、結局一時帰国してからの申請になりました。
こちらが申請用のサイトです。まずはアカウント作成をします。ちなみにこちらはPRカードの更新などにも使うようです。
Create accountから必要情報を入れて、簡単にアカウントは作成できました!
申請前の確認
パートナーがスポンサーになれるか確認します
- 18歳以上である
- カナダの市民権、永住権、カナダ先住民(インディアン法にてカナダの先住民となっている)のいずれか
- カナダ在住である
現在カナダに住んでいない場合は、今後パートナーとともにカナダに住むことを証明する必要があります。
その他、犯罪歴があったり3年以内にスポンサーになったことがある人や5年以内に配偶者として永住権を取った人などだとスポンサーになれない可能性があります。
私達の場合はとくに問題がないので、スムーズに進みましたが、何か気になることがある場合は専門家に相談した方が良さそうです。
申請のクラスを選択します
Family Class(ファミリークラス)の国外で申請
国外から申請するパターンはこちらです。
スポンサーが現在カナダ国外に住んでいたり、申請期間中カナダ国外に住む予定である。
申請が却下された場合異議申し立てをする予定である。
Spouse or Common-Law Partner in Canada Class(カナダクラス)で申請
国内から申請する場合はこちら。
カナダにパートナーと一緒に住んでおり、カナダの有効な滞在許可証がある人。
申請中の待ち期間にオープンワークパーミットが欲しい人。
ちなみにこちらで申請しても、旅行などで短期間国外に出ることは可能な場合が多いようです。
私はこのパターンです。申請したあとにメキシコ旅行行きました!日本帰国してる人もいます。
一応注意しておくと、ウェブサイトには、下記のように記載があります。
If your spouse or common-law partner leaves Canada before becoming a permanent resident, they may not be allowed to come back. This is especially true if they need a Temporary Resident Visa or an eTA to enter Canada.
カナダを出た場合戻ってこれない場合もあるとの記載。戻ってこれないかもだけど、戻ってこれるかも。あいまいな記載であり、入国時の審査官の判断による場合があるので、念の為カナダから出ない人が多いです!
日本人は大丈夫なんじゃないかなぁというなぞの自信。
メキシコ行った話はこちら。
必要書類を準備する
こちらで必要書類を確認・ダウンロードできます。ダウンロードに関してはオンラインの申請ページでもダウンロードが可能でした。なので、ここではなく、記入しながらダウンロードするのがいいと思います。
Get your checklist, forms and instructionsというところから回答を選択していきます。

申請書類
- Document Checklist – Spouse (including dependent children of spouse) [IMM 5533]
こちらで必要書類を確認しながらチェックしていきます。
書類の記入方法について、別途記事にしようかと思ったのですが、記入が結構めんどくさかったけどそこまで難しいことなかったなぁと思ったのでやめました。いるかな?
スポンサーが記入する書類 (旦那)
PDFでダウンロードして記入が必要です。
- Application to Sponsor, Sponsorship Agreement and Undertaking [IMM 1344]
- Sponsorship Evaluation and Relationship Questionnaire [IMM 5532]
電子署名が必要なのにPDFが壊れていて、結局印刷して手書きでサインして、PDFに直しました。(手間!)
今は直ってるといいけど!署名はスポンサーとスポンサーされる側両方いりました。
記入にAdobeの「Adobe Acrobat Reader」がいりますね。持ってない人は無料でダウンロード!!
スポンサーされる人が記入する書類 (私)
こちらはオンラインで記入します。ガイドに記入方法あるので、見ながら記入しました。
- Generic Application Form for Canada (IMM 0008)
- Additional Family Information (IMM 5406)
- Schedule A – Background/Declaration (IMM 5669)
確認したら、PR Portalで新たに記入が必要っぽいです。
*IMM 5562 (required) | Supplementary Information – Your Travels |
Requiredになっているので必要みたいですね。でも、今のとこチェックリストに記載ないです。
記入に関して、注意するところは、IMM 5669で過去に住んでいた住所と職歴や学歴を記入しますが、空白の期間がないように埋めること。職歴や住所と矛盾がないようにすることですかね。
私は色々なところに住んでいたし、職歴もまあまああるので結構大変でした。泣
私は矛盾がでないようにスクショ撮って見比べてました。
オーストラリアで住んでたとことか覚えてない!!
あとは、ご自身の家族の名前と住所と連絡先を記入する必要がありました。
兄弟の住所とか知らなかったので聞きました。
ちなみに、日本人の名前は、ローマ字と漢字両方記入する必要がありました。(自分含む)
あとは、入力が必要のないセクションには”Not applicable”もしくはN/Aと記入する必要がありました。
チェックリストに記載があるがいらなかったもの
- Financial Evaluation (IMM 1283)
お子さんがいる場合なので、私は必要なし - Use of Representative (IMM 5476)
- Authority to Release Personal Information to a Designated Individual (IMM 5475)
上記二つはRepresentative(移民コンサルや弁護士)に代理で申請をお願いしている場合。
自分たちでやっているので必要なし。
必要書類
スポンサーが必要な書類
カナダのステータスが確認できる書類1つ
- 永住権を持っている場合はPRカード
- カナダの市民権の場合、パスポート、出征証明書、カナダの市民権証明書またはカード
- 先住民の場合、Indian status cardもしくは上記市民権の場合と同じもの
私たちは旦那のパスポートのコピーを提出しました。
雇用、収入の証明
一応収入制限があります。15000ドル以上稼いでないといけません。低いので基本的には大丈夫ですよね。
- 会社勤めであれば雇用期間、給与、週当たりの所定労働時間を記載された書類
- 自営業であれば、CRAが発行した書類
- 国外にいる場合はパートナーを金銭的にサポートできる証明をする必要があります。
うちは旦那がカナダでは自営業になるのでNotice of Assessmentと呼ばれる課税通知書を提出しました。
申請者(スポンサーされる人)必要な書類
最新のパスポートもしくは渡航文書
もし婚姻により苗字が変わっている場合は、最新の更新したものが必要です。
私のパスポート更新についてはこちら。
カナダに住んでいる場合はカナダ滞在のステータスを証明できるもの
短期滞在ビザや就学許可証、就労許可証など
私の場合は観光なので、eTAのメールのコピーと滞在している理由を記載したレターを付けました。
内容は
・カナダにビジターとして結婚するために4月から来ていること。
・スポンサーの旦那とは2018年から交際していること。
・eTAのメールも書類に含めてるからね。
みたいな内容です。
出生証明書または洗礼証明書
日本には出征証明書がないですが、これに該当する代わりの書類が戸籍謄本となります。↓
その他国籍によって必要な書類
日本の場合は戸籍謄本と改正原戸籍謄本と翻訳
格安翻訳とか使う人多いみたいですが、私は公式の人にしました。
A&E Communications (Translation) Inc.さん。
別の人も問い合わせたんですが、すぐに対応できないとのことで、やめました。
改正原戸籍謄本は父のものを取得する必要があったので、父の実家まで取りに行ってもらいました。(ありがとー)
ついでに念の為父の戸籍謄本(私が入っていた)も出しました。(これはいるのかどうか悩んだ!)
婚姻関係を証明する書類
結婚している場合はマリッジサーティフィケート
警察証明書
6ヶ月以上滞在した国すべて。私の場合は日本とオーストラリア。
ちなみにオーストラリアのヴィクトリアとかに滞在したことがある人は別途ドライブレコードが必要みたいです。(私一応少し滞在したので、一応取得しましたが、滞在が短すぎたためか必要なかったです。)取得方法の確認はこのページから。
私の取得に関しての記事はこちら↓
証明写真
プロの写真館で撮影したもの。規定がいろいろあります。
縦70mm✖️横50mmのサイズ
写真の裏には名前、誕生日、撮影日、撮影したスタジオの名前、スタジオの住所を記載します。
カナダにいる場合はロンドンドラッグにて撮影可能です。私は日本で撮影しました。撮影したスタジオは下記です。カナダの永住権用と言うとすんなり対応いただけました。
カナダにいれば普通にロンドラですね。
規定についてはこちらを確認。写真館の人が知ってたのであんま私確認してないです。ロンドラの人も知ってると思うな。撮りに来てる人多そうだし。
スポンサーとの関係を証明する書類 一緒に住んでいることを証明する書類
下記のいずれか2つ
- 現在住んでいる不動産の共同所有者であることを証明するもの
- 二人の名前が記載されている賃貸契約書
- 一緒に払っている公共料金の証明書(電気、ガス、電話、インターネットなど)もしくは共同クレジットカード、銀行のジョイントアカウントなどの証明書
- それぞれ同じ住所が記載されている自動車保険。
- 同一住所であることがわかる政府発行書類のコピー(例:運転免許証など)
- その他同じ住所が記載された書類 共同名義でなくてもよい。
携帯電話の請求書、給与明細、納税証明書、銀行やクレジットカードの明細書、保険証書など - 最低2つの書類を提出することができない場合、書提出できないか理由を記載したもの。
また、持っている物の中で同居を証明できる代わりのもの。
私たちは賃貸契約書(Rental agreement)と銀行のジョイントアカウントの契約書を提出しました。
証明するものなくて、銀行のジョイントアカウント急いで作りに行きました。
TDで旦那のアカウントの下に私の作る感じのやつです。
スポンサーとの関係を証明する書類 結婚してから2年経っていない場合
- 写真20枚
- 下記のいずれか2つ
・配偶者の名前が記載されている重要な書類(雇用や保険など)
・スポンサーが金銭的に配偶者をサポートしていることがわかる書類もしくは共有の費用
・友人や家族から交際が認められていることを証明するも
・過去に同居していたことがある場合は、それを証明する書類
写真20枚をいつどこで撮影したかを記載したレターとお友達に書いてもらったレター、スポンサーが金銭的に配偶者をサポートしていることがわかる書類として、スマホの料金を今旦那が払ってるので、スマホ支払いのBill(私の名前も記載があるもの)を提出しました。
実際に提出した申請書類一覧リスト
いろいろ説明しながら書きましたが、実際に私が提出した書類は下記の通りです。
- Application to Sponsor, Sponsorship Agreement and Undertaking [IMM 1344]
- Sponsorship Evaluation and Relationship Questionnaire [IMM 5532]
- Generic Application Form for Canada (IMM 0008)
- Additional Family Information (IMM 5406)
- Schedule A – Background/Declaration (IMM 5669)
- 旦那のパスポートのコピー
- 旦那のNotice of Assessment
- 私のパスポート
- eTAのコピーとその説明
- 私の戸籍謄本と翻訳
- 父の戸籍謄本と翻訳
- 父の改正原戸籍謄本と翻訳
- マリッジサーティフィケートのコピー
- 証明写真
- 賃貸契約書(Rental agreement)
- 銀行のジョイントアカウントの契約書
- 写真20枚といつどこで撮影したかを記載したレター
- お友達に書いてもらった関係を証明するレター
- スマホの支払いのBill(私の名前も記載があるもの)
- オーストラリアの警察証明書
- 日本の警察証明書(追加で提出)
PR Portalでの申請方法
私の時とUIが変わっている!!使いやすそうになってる!
- PR Portalにログイン
- 「Application for permanent residence」からStart new applicationを開きますね。
- カテゴリーを選びます。国際結婚の国内申請ならこのようになります。
- オンラインフォームをStartで開始し、全て入力します。
- スポンサー側の申請書類のPDFも全て入力したものをアップロードしていきます。
- その他必要書類もすべてアップロードします。
私の時はなかったですが、書類の名前の付け方に指定がありますね。(私の時はわかりやすように名前はつけてました。)
“Last Name – First Name – Document type – #.”だそうです。
関係を証明する写真は一個一個アップロードしなきゃいけなくて大変でした。(20枚もあるのに)
ちなみに、レター関係は全部PDFにしてアップロードしました。
証明写真はjpgでスキャンして、サイズとか加工して提出しました。(表裏両方) - 申請費用を払う(別画面)
- 費用払ったらレシートがゲットできるので、レシートをポータルにアップロードする。
- 宣誓とデジタル署名する
- 全てアップロードして、フォームも入力したら、Submitできるようになっているはずです。
申請料金の支払い方
申請費用と一緒にバイオメトリクスの費用を一緒に支払うことができます。
オンラインにて費用を支払ったら、領収書が発行されるので、そちらを申請時に添付します。領収書はしっかり保管しておきましょう。
バイオメトリクスの料金と合わせて1,165ドルでした。サイトが一時壊れていて何度もエラーになりましたが、次の日挑戦したら無事に払えました。
- まずこちらが支払い用のサイトです。
- 質問に答えて行く式か、自分でリストから選ぶ式があります。
- 質問に答えていく式だと、たくさん質問に答えたら確認画面になり、そのまま支払いできます。
自分で選ぶと、→
このように進むことができ、
この画面から必要なものを自分で選ぶ形になります。 - 支払うとレシートがメールで送られてきます。
ちなみに今見たらオープンワークワークパーミットの費用も一緒に払えるようになってました。
申請後の流れ
申請して10日後に書類が受理された旨のメールがきました。
申請したものをIRCCアカウントとリンクさせる
ステータスを確認したり、追加書類を提出するために別途IRCC secure account(MyCIC)を作成し、(ある人はOK)申請した永住権をリンクさせました。
詳しくはこちら。これもわかりにくかったな〜
ワークパーミットを申請する
国内申請の場合はオープンワークパーミットを同時に申請することができます。
こちらから。
バイオメトリクス
申請から13日後に「Biometric Instruction Letter」が届きました。
レターに記載のあるウェブサイトにアクセスして、バイオメトリクスの予約をします。
パスポートを申請する場所と同じところか空港などが多いみたいです。ケロウナには空港とパスポートの発行できるサービスカナダの2箇所がありました。
サービスカナダはダウンタウンでそちらが近いのでそちらを予約しました。バイオメトリクスの取得についてはこちら↓
メディカルチェック
バイオメトリクスのレターと同じ、申請から13日後に「Medical Examination Instructions」が届きました。
こちらもレターに記載のあるウェブサイトからお近くのメディカルチェックをしてくれるお医者さんを探します。ケロウナには2名いましたが、片方は現在レントゲン技師の不足により現在中止しているようでした。片方は無事予約が取れました。
メディカルチェックについてはこちら↓
追加書類
そのあと、追加書類の提出を求められました。私の場合は警察証明書です。
書類のアップロードについてはこちら!
最後に
長くなりました!
何度も言いますが、自分でしっかりウェブサイトなどを読むようにお願いします。
ネイティブスピーカーの中でも解釈が色々だったりするみたいですね。
私はこの方法で取得できました。
いろいろと旦那任せにならないように自分でもしっかり管理してました。
それでもちょっと喧嘩になる。
どなたかの参考になれば嬉しいです。